田中将大メジャー何年？裏話に迫る禁断の7年記録

こんにちは。INFINITE MIX LAB、運営者のパンです。

田中将大はメジャーで何年プレーしたのか気になって検索してきたあなたに向けてこの記事を書いています。

田中将大がメジャーで何年いたのかという在籍年数だけでなくメジャーでの成績やヤンキース何年在籍していたのかもスッキリ整理していきます。

あわせて田中将大の成績の推移やメジャー時代と楽天復帰後さらには巨人移籍後の年俸がどう変化してきたのかも分かりやすくまとめます。

楽天への復帰のタイミングやその後メジャー再挑戦の可能性がどう語られてきたのかも触れていきます。

さらに田中将大のメジャー年金に関する考え方やメジャーで何年プレーすると年金の条件を満たすのかというポイントもかみ砕いてお話しします。

この記事を通して田中将大はメジャーで結局何年だったのかその7年間の中身と日本球界への復帰ストーリーまで一気に理解できるようにしていきます。

田中将大のメジャー何年在籍か

ここでは田中将大がメジャーで実際に何年プレーしたのかをまずハッキリさせてからメジャー時代の成績やヤンキースでの立ち位置を整理していきます。

ざっくり全体像をつかんでから細かい数字を見ると田中将大のすごさがかなりイメージしやすくなるはずです。

メジャー在籍年数と田中将大成績

田中将大がメジャーリーグでプレーしたのはニューヨークヤンキース1球団のみで在籍シーズン数は7シーズンです。

期間でいうと2014年から2020年まででメジャーで何年かと聞かれたら7年と答えれば大丈夫です。

この7年間でのメジャー通算成績は78勝46敗、防御率3.74、奪三振991個、投球回1054回1/3という数字になっています。

勝率で見ると約0.629なのでシーズンを通して先発ローテーションを支えるエース級投手として十分な成績と言っていいかなと思います。

メジャー移籍後の最初の6シーズンは毎年2桁勝利を挙げていてローテーションに穴を開けない安定感がヤンキースから高く評価されていました。

数字だけを見ると華やかなサイ・ヤング賞クラスというよりはチームを支える勝ち頭というイメージですが長いシーズンを考えるとこのタイプの投手がいるかどうかは本当に大きいです。

メジャー通算成績のイメージを整理

あなたがパッと見て分かるように田中将大のメジャー成績を表にまとめてみます。

メジャーの公式記録としてはMLB公式サイトの選手ページで確認できます。

出典：MLB公式サイト「Masahiro Tanaka Stats」

メジャーでは地区や球場によって打者有利だったりホームランが出やすかったりと環境差がかなり大きいです。

その中で防御率3点台半ばを7年続けるのは想像以上にハードルが高くてコンディション管理や配球の工夫も含めて相当な技術が求められます。

特に田中将大が投げていたヤンキースタジアムは右打者にとってレフトが狭く左打者にとってライトポール際がかなり近い球場でホームランが出やすいことで有名です。

そんな環境で防御率3点台半ばにまとめているということは被弾のリスクを理解した上でコース取りや球種配分をしっかり組み立てていた証拠だと私は感じています。

あなたが数字だけを見ると「思ったより普通かも」と感じるかもしれませんが球場やリーグ全体の打高トレンドを加味すると非常に価値の高い成績です。

デビュー時の年齢と田中将大成績

田中将大がメジャーデビューしたのは2014年で年齢は25歳から26歳のシーズンでした。

投手としては身体的なピークに向かうタイミングでの挑戦だったので球団側からの期待値もかなり高かったと見ていいかなと思います。

日本で24勝0敗というとんでもないシーズンを経験した直後の移籍でもあったので「日本で無双していたピッチャーがメジャーでどこまで通用するのか」という視線も世界中から集まっていました。

そんな状況の中で迎えたメジャー1年目の成績は13勝5敗、防御率2.77と非常に優秀な数字です。

打者のタイプもボールもマウンドも違う環境でこれだけの数字をいきなり出せる投手はそう多くありません。

ルーキーイヤーのインパクト

1年目の田中将大はストレートの球速もまだ高くてスプリットとスライダーのキレも抜群でした。

特にスプリットはメジャーの打者も振らされることが多くて当時は「リーグ屈指の決め球」として現地メディアからもかなり取り上げられていました。

先発の役割としてもエース級の位置付けで開幕からローテーションの柱として計算されていて勝ち星も順調に積み上げていきます。

途中で右肘に違和感が出て戦列を離れる期間がありましたがそれでも13勝を挙げたことで球団からの信頼をしっかりつかむことができました。

日本時代はとにかく支配的な成績だったので「メジャーではさすがに数字が落ちるだろう」という見方も多かったですが蓋を開けてみればしっかり2点台の防御率を残してきました。

あなたがもし当時リアルタイムで見ていたなら「ちゃんとエースとして通用しているな」と感じたはずです。

もちろん日本での24勝0敗と比べてしまうとインパクトは控えめかもしれませんがメジャーのレベルを考えれば1年目から13勝というのはかなりの成果です。

2年目以降は肘の状態をだましだまし使いながらの登板も増えてフォームや配球の組み立ても少しずつ変化していきます。

それでも大きく数字を落とすことなく複数年にわたってローテーションを維持しているのでピークを1年で終わらせないという意味でも非常に高い適応力を持った投手だといえます。

田中将大ヤンキース何年の歩み

田中将大がヤンキースに在籍したのは2014年から2020年までの7年間でこの間ずっとヤンキース一筋でした。

メジャーではトレードやFA移籍でチームを転々とするケースも多いので1球団に7年在籍するというのは意外とレアです。

それだけ球団と選手の間で役割や期待値がハッキリ共有されていたということでもあります。

前半3年の「全盛期スプリット時代」

ヤンキース在籍前半の2014年から2016年くらいまではいわゆる全盛期スプリット時代です。

ストレートの球速もまだ90マイル台中盤をコンスタントに出せていてスプリットがストライクからボールゾーンに鋭く落ちていました。

この時期の田中将大は配球がハマった試合だとほとんど打たれる気がしないレベルでメジャーの強打者たちがスプリットに空振りしてバットを折られるシーンもよく見られました。

ヤンキースとしてはサバシアやノヴァなどベテラン左腕と組み合わせながらローテーションの右の柱として田中を位置付けていた印象です。

中盤以降の「スタイルチェンジ期」

2017年以降は肘の状態やボールの変化もあって球速が少しずつ落ちていきます。

その代わりに田中将大はコースへの制球と打者の目線をずらす配球に比重を置くようになりストレートで空振りを狙うよりもゴロを打たせるピッチングが増えました。

スプリットの割合を試合ごとに変えたりカットボールやツーシームを織り交ぜたりしながらその時々の状態で最善のスタイルを探った形です。

この時期はシーズンによって防御率が上下することもありましたがそれでもローテーションから外れることはほとんどなく年を重ねてもゲームメイク能力の高さを見せ続けました。

7年目の2020年シーズンが終わったタイミングで7年契約が満了し田中将大はFAになりました。

ここでメジャーに残るか日本に戻るかという選択肢が一気に現実的になり結果として楽天復帰という道を選ぶことになります。

ポストシーズンでの田中将大成績

田中将大の評価を語る時にポストシーズンを外してしまうと正直半分くらいしか伝わらないかなと思います。

レギュラーシーズンの数字ももちろん大事ですがヤンキースのようなビッグクラブではプレーオフでの結果が異常なくらい重視されます。

田中将大はそこでしっかり結果を出し続けてきたタイプの投手です。

2017年プレーオフの圧巻投球

特に2017年のプレーオフは田中将大のキャリアハイと言っていい内容でした。

相手は強打者をズラリと並べたチームばかりでしたが2勝1敗、防御率0.90前後というほぼ完璧な数字を残しています。

速球でねじ伏せるのではなくスプリットとスライダーを低めに集めてゴロと空振りをバランス良く取る田中らしいスタイルが短期決戦でどハマりしました。

プレッシャーのかかる場面で淡々と自分の仕事をする姿はヤンキースファンからもかなり高く評価されていて現地メディアでも「ビッグゲームピッチャー」として紹介されることが多かったです。

短期決戦に強い理由

短期決戦で強い投手にはいくつか共通点があります。

1つは感情を出し過ぎず淡々と自分のペースで投げられるメンタルの強さです。

もう1つは試合ごとに配球や球種の割合を変えられる柔軟さです。

田中将大はこの2つを高いレベルで持っていてプレーオフの試合になると通常のレギュラーシーズン以上に相手打線に合わせたプランニングをしていた印象があります。

ヤンキースのようなチームではポストシーズンでの結果がレガシーを大きく左右します。

その意味で田中将大は「レギュラーシーズンも悪くないがポストシーズンで一段階評価が跳ね上がるタイプ」の投手と言えます。

あなたが田中将大のメジャー7年間をざっくり理解したいならレギュラーシーズンの通算成績と同じくらいポストシーズンの投球内容に注目してもらうのがおすすめです。

制球力から見る田中将大成績

田中将大の数字をもう少し掘り下げると本当に光っているのは与四球の少なさと三振の多さのバランスです。

ヤンキース在籍7年の与四球率は9回あたり約1.78でこれはメジャー全体で見てもかなり優秀な部類に入ります。

同時に奪三振率も8点台半ばをキープしていて「三振を取りにいこうとして四球が増える」というありがちなパターンとは真逆のスタイルです。

制球力がもたらすメリット

制球力が高い投手は1球ごとのストレスが少なくなります。

カウントを悪くしにくいので打者有利カウントから甘いゾーンに投げざるを得ない場面が減ります。

結果として被弾リスクも下がり見た目以上に守っている野手も楽になります。

田中将大はまさにこのタイプで試合のテンポも速いので守備側のリズムも良くなりチーム全体として守りの時間が短く済みます。

もちろんキャリアの中には被本塁打が増えたシーズンもあります。

ただそれもストライクゾーンで勝負するスタイルを貫いた結果と言えます。

四球で自滅するよりも多少ホームランを打たれても攻め続けるというスタンスは数字以上にチームから信頼される要素になっていたはずです。

田中将大はメジャー何年後に復帰

ここからは田中将大がメジャーで7年を過ごしたあと日本球界にどう戻ってきたのかそして復帰後にメジャー再挑戦の可能性がどう語られてきたのかを整理していきます。

年俸の推移やメジャー年金といったお金まわりの話も絡めながらキャリア全体を立体的に見るイメージで読み進めてもらえたら嬉しいです。

楽天への田中将大復帰はいつか

田中将大が日本へ復帰したのは2021年シーズンからで2020年まで7年間プレーしたメジャー生活の直後でした。

つまりメジャーで7年プレーしたあとに古巣の東北楽天ゴールデンイーグルスへ戻ってきた形です。

このタイミングはメジャーのFA市場全体が新型コロナの影響を受けて読みにくくなっていた時期でもありました。

複数のメジャー球団からオファーや関心はあったとされますが金額や役割、家族の生活拠点などを総合的に考えた結果楽天復帰という選択を取っています。

楽天復帰が与えたインパクト

楽天にとって田中将大の復帰は球団創設以来トップクラスのニュースでした。

かつて日本一の立役者としてチームを優勝に導いたエースが再び仙台のマウンドに戻ってくるわけなのでファンの期待値は一気に高まりました。

NPB全体で見てもメジャー実績十分の投手が全盛期を過ぎたとはいえまだしっかり投げられる状態で戻ってくるケースはそこまで多くありません。

チケット販売やグッズ、テレビ視聴率などビジネス面での効果も非常に大きかったと考えられます。

あなた目線で言えば「メジャーでもまだやれそうなのになぜ日本に戻ったのかな」という疑問もあったかもしれません。

ただ投手としてのピークや家族の年齢を考えるとこのタイミングで日本に戻るというのは1つの合理的な選択だったとも言えます。

メジャーに残って年金満額を目指す道もありましたがそれだけが正解ではないということですね。

田中将大復帰後のメジャー再挑戦

楽天復帰後も田中将大のメジャー再挑戦についてはたびたび話題になってきました。

その背景にはメジャーには通算10年在籍すると年金の支給額が満額に近づくという制度があり田中将大は7年在籍していたのであと3年いれば到達できる位置にいたという事情があります。

この「10年ライン」は多くのメジャーリーガーにとって大きな目標になっていて現役を続けるかどうかの判断材料としてもよく語られます。

年金とキャリアのバランス

田中将大クラスの選手から見れば年金自体の金額は現役時代の年俸と比べるとそこまで大きなインパクトはないかもしれません。

それでも10年在籍というのは「メジャーで長く戦い続けた証」としての意味が強くてステータス的な価値はかなり高いです。

一方で日本に戻れば家族と同じタイムゾーンで生活できて移動距離も短くなり身体への負担も減ります。

さらに古巣でエースとしての役割を求められるというモチベーションも加わるので数字では割り切れないメリットが多いです。

楽天でプレーしていた期間にも「もう1回メジャーに戻るのでは」という噂や記事は何度も出ていました。

田中将大自身もインタビューでメジャー完全引退をハッキリ宣言したわけではなかったのでファンとしても期待と寂しさが入り混じる感じだったと思います。

最終的には2024年オフに楽天を離れ2025年から読売ジャイアンツでプレーする道を選びました。

これによって当面は日本球界でのキャリアを優先するという方向性がより明確になったと言えるかなと思います。

田中将大年俸とメジャー7年契約

田中将大のメジャー挑戦を語るうえで外せないのがヤンキースと結んだ7年契約のスケール感です。

契約総額は約1億5500万ドルとされていて日本円にすると当時のレートでざっくり140億円から160億円規模の大型契約になります。

年平均額にするとおよそ2200万ドルクラスでこれはメジャーでもエース格の先発投手が結ぶ金額帯です。

長期契約が意味するもの

メジャーでは先発投手の大型契約は6年から7年程度になることが多いです。

田中将大のケースはまさにその王道パターンでヤンキース側が「少なくとも7年間はローテーションの柱として計算する」という意思表示でもありました。

若い時期に長期契約を結べるメリットは収入面だけではありません。

住む場所や家族の生活拠点を長期で固定できるのでコンディション調整やトレーニング環境を落ち着いて整えやすくなります。

こうした長期契約の考え方や他の日本人投手の契約年数について深掘りしたい場合は日本人投手のメジャー契約構造を解説している佐々木朗希の契約年数を解説した記事も参考になると思います。

メジャー契約は出来高やオプション条項も複雑で報道される金額がそのまま手取りになるわけではありません。

なのでここで触れている数字はあくまで一般的な目安として捉えてもらえると良いかなと思います。

楽天時代以降の田中将大年俸推移

楽天復帰後の田中将大の年俸は初年度2021年が推定9億円とされていて当時NPBトップクラスの金額でした。

この年俸水準はメジャーからのオファーと比較しても見劣りしないレベルで楽天としても「エースとして迎え入れる」という明確な意思表示だったと言えます。

その後2022年には推定4億7500万円前後、2023年には推定2億6000万円前後と成績や年齢を踏まえて段階的にダウンしていきます。

2025年に読売ジャイアンツへ移籍した時点での年俸は推定約1億6000万円とされていてメジャー全盛期と比べるとかなり現実的な数字になりました。

年俸推移から見えること

楽天復帰後の年俸推移を見ると「最初に高く評価して迎え入れて徐々に実績に合わせて調整していく」という典型的なパターンです。

これ自体はNPBでもよくある流れで特に違和感はありません。

大事なのは金額が下がってもなおチームのローテーションに必要な戦力として契約が続いているかどうかです。

田中将大の場合は成績が全盛期ほどではなくなってもイニングを稼いだり若手に与える影響など目に見えない部分も含めて評価されている印象があります。

年俸全体の流れや他のスター選手との比較に興味がある場合はメジャートップ選手の収入構造を解説している大谷翔平の年俸が世界1に近づく理由を解説した記事なども読むとイメージがつかみやすくなると思います。

田中将大メジャー何年かと復帰後

ここまでかなり細かく見てきたので最後に「田中将大はメジャーで何年なのか」という問いにあらためてシンプルに答えておきます。

結論として田中将大はニューヨークヤンキースで7年プレーしました。

その7年間で78勝46敗、防御率3.74という安定した成績を残しポストシーズンでは特に勝負強さを発揮してヤンキースファンの記憶に強く残る投手になりました。

メジャー在籍7年を終えたあと2021年から楽天に復帰し2024年までローテーションを守り続けています。

2025年からは読売ジャイアンツに移籍してプレーを続けていて同年には日米通算200勝という大きな節目も達成しました。